2018年03月26日

阿弥陀岳滑落事故

昨日、また痛ましい事故が起こりました。
阿弥陀岳南稜での滑落事故。
7人が滑落し、3人が滑落により雪崩を誘発しその雪に埋もれての窒息死ではないかと言われています。
先頭の人物が滑ったことで、後続が確保できずに全員が滑落したようです。

場所はP3ガリーと呼ばれるところで、この南稜の核心部なんですね。
大きな岩を左に回り込み、ザイルを3ピッチぐらい出さないと登れなくて、ちょっと厄介な場所。
これは落ちたら下まで滑り落ちるぞ、思うようなところで支点を作る場所も少ないです。
数年前に行った時には、先頭は木の枝に支点を作って確保していました。
一番滑ってはいけない場所での滑落でした。

ここでちょっと疑問が起こります。
どうして7人もの人間が、1本のロープでつながっていたのでしょうか。
本来、ザイルは2人で操作を行うもの。
一人が登っている間は一人が確保をし、と順番にやって登っていくものです。
危ないところほどそうするべきで、当然7人もいたら時間はかかります。

その基本を怠っていたのではないかと思うのですが、新聞では登山経験豊富と出ていましたが、どこまでザイルワークができたのか、登山経験豊富なだけではわかりません。

午前8時半ぐらいに事故が起こったらしいですが、まだまだ時間もあるのに焦る必要もなかったと思います。
このルート、バリエーションルートとは言え、人気ルートなので何バーティか前後していたため、早くこの難所を通過したかったのかもしれません。
それで1本のザイルで全員が登ろうとしたと。
現に通報したのは後続のパーティの登山者で、P3ガリーの順番待ちをしていたのだと思います。目の前で落ちていったのでしょう。

いずれにしろ、阿弥陀岳は事故の多い山です。
毎年のように起きています。
バリエーションルートが四方八方から伸びていて、取り付きやすいんでしょうね。
簡単な山ではありません。

  名称未設定-3.jpg
  丸印の辺りかP3ガリーです。もう少しで山頂なのに。



posted by もえぎ野山荘 at 11:32| Comment(0) | 日記
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